取らぬ狸の皮算用

　３５０００
　　４０００
　　４０００
　　５０００
　　５０００
　　７０００
――――
　６００００

上の数字はなんでしょう？
正解は、４泊５日の沖縄旅行の試算です（笑　お前何やってんだっていう位、最近は沖縄旅行の旅費計算ばかりしてます。もういい加減この中毒から抜け出さないと友達に爆笑される。
上のでかなり基本的な料金ばかりだから、さらに掛かる。うー、少なく見積もって８・・・無理だなー・・・。
コレは１泊５日の旅行会社のプランに、自分で宿見つけて泊まるというものなのですが。ちょっといい感じのプチリゾート見つけたから泊まってみたいのです。安いし。
スカイマークの飛行機の早割で、９月がどれほど割り引かれるのか知りたい。去年国際通りにでかい看板出てて、往復２万みたいなこと書いてあったんだけど。それホントかなぁ…それならそれがいい。安いもの。

では昨日の続きの小話。
今日バイト中に携帯でポチポチ打ちました（笑　まだまだ続きます。

神楽ちゃんが、小さくなった。

「って、ええぇぇぇぇ！」
「だー！んな叫ぶなァァァ！節介泣き止ませたところなの・・・に」
目ではその様子が理解できても、頭はそうはいかない。脳の許容範囲を超えた出来事に思わず叫ぶと、慌てて銀さんが手で僕の口を塞いだ。
神楽ちゃんを見れば、一瞬僕の声にびっくりしたように口を開けて、次にきゃっきゃと手を叩く。
「ちんぱち、ぎんちゃにおこりゃれてるありゅ！だめがね！」
ぎんちゃというのは、多分銀さんの事なのだろう。
そのたどたどしい口調は赤ん坊のように可愛いが、言ってる内容は４歳位とは思えない程に毒舌だ。
「・・・銀さん、何がどうなってるんですか、」
「そんなの俺が聞きてーよ。朝起きたら腹の上にこいつが乗っかって騒いでたんだよ」
げんなりとした様子から、僕が来るまでの間が相当大変だったということが伺える。
「これ、神楽ちゃんの身体が退行しちゃったということですか？」
「身体も、知能もだろ。さすがの神楽もやらないだろうという事を、普通にやりやがる」
ちらりと目を動かした銀さんに視線をあわせれば、襖にはいくつもの穴。まるで手を突っ込んだように見えるそれは、おそらくそういう事なのだろう。
「で、でも僕たちの事は覚えてるんですよね？」
「ああ。朝からぎんちゃんぎんちゃん言ってやがる。うるさいったらねーの」
がしがしと頭を掻いて、苦労を語る銀さん。
と、僕達が話している様子が楽しげに見えたのだろう。のけ者にされたと感じたのか、神楽ちゃんがぐずり始めた。
「ひっく、ぎんちゃ、ちんぱち、かぐらも、かぐらも」
ソファーの上に小さな手をペタペタ付き、混ぜてくれと言うようにこちらへ向かってくる。だが次の瞬間、その手がソファーの端から外れ、空を切った。
「危ない！！」
叫んだ僕の横を風のような速さで通り過ぎ、ぐらりと揺れた身体を抱き留めたのはもちろん銀さん。
「あぶね！おい神楽ァ、怪我したらどうすんだ」
「ぎんちゃ、かぐらもいっしょにあそぶありゅー」
自分が怪我をしそうになったことなど全然気付かない様子だ。銀さんに抱っこされたのが嬉しいのだろう、神楽ちゃんは満面の笑みを浮かべて銀さんの顔を小さな手でこねくり回す。
「痛てて、痛てェって、神楽！」
頬を抓られて、髪の毛を引っ張られて、銀さんは小さく悲鳴をあげた。
でも、僕からしたら全然嫌がっているようには見えない。まるで子どもにじゃれ付かれて気恥ずかしくも嬉しがっているお父さんのようだ。
「そう見てると、本当の親子みたいですね」
「やめてくれない新八君、こんな凶暴な子は俺の子じゃありません」
思ったことを口にすれば即座に否定される。
しかしその様子はどっからどう見ても仲の良い親子にしか見えなかった。

―――

中途半端？
父の日だしなんかいい感じのネタ・・・っぽい？と思っとく事にします。
まだ続くよー。